インプラント治療とは
原則土曜日の午後に専門医が診療いたします
インプラント治療とは、歯を失ってしまった場所に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を形成する治療法です。
当医院では原則毎週土曜日の午後に専門医が診療いたします。診療日については診療カレンダーをご確認ください。
より安全なインプラント手術のための当医院での考え方
- 患者様との信頼関係
患者様との信頼関係を築いてから施術を開始致します。
欠損部位においてインプラントがベストな処置であることを確認する(ブリッジが適した場合などもあります)
人間が行う外科処置であるため100%の成功はありえず、リスクの認知をいただくこと。(実績としては96%定着し、リカバリを含めると99%成功しております) - 経験豊富なドクターによる施術
平成元年よりインプラントを手がけ7,000本を越える実績がございます。
- 最新の医療機器による施術
インプラント治療のリスク
インプラント治療でのリスクは、主に患者さまの環境によるリスクと、治療側の環境によるリスクに分けられます
患者様のリスクとして挙げられるのは、患者様ご自身の骨の質や量の問題や、疾病による問題です。統計的にみても、日本人は顎の骨が薄めで、インプラント治療には不向きと言われています。骨の量が少ない、骨が柔らかい、逆に硬すぎるなど、インプラント治療の妨げになってしまう例もあります。また、糖尿病などの持病をお持ちの患者さまですと、病状によりましては治療に時間がかかる、または治療ができない場合もございます。予めご了承ください。
治療側のリスクは、やはりインプラント治療の成功率が100%ではないことです。当医院のインプラント治療の場合、平均成功率は上が94%、下が96%と比較的高い成功率を維持しておりますが、やはり100%成功という保証はできません。
なお、インプラントした歯は一生物というわけではありません。お口の状態などによっては、冠の再作成が必要になることもあります。
インプラント治療の費用については、こちらをご覧ください。
インプラント治療の流れ
- 1. 診査・診断
全身の健康状態や口腔内の状態、喫煙の有無など、治療に係わることを診断します。
- 2. 同意書
成功率が100%ではないことなど、インプラント治療のリスク説明などを経て、オペを行う際の同意書にサインをして頂きます。
- 3. オペ日程調整
同意書を取り交わしましたら、オペの日程をご相談の上で決定いたします。
- 4. 一次オペ
インプラントを骨に埋め込むオペです。
- 5. 二次オペ
埋め込んだインプラント上の歯茎の状態を整えます。
- 6. 冠補綴
冠を製作します。必要な場合は仮歯を入れ込みます。なお、インプラントの上に入れ歯を載せることも可能です。
- 7. メンテナンス
インプラント後は定期的なメンテナンスを行います。最初は1ヶ月後、次が3ヶ月後、その後は6ヶ月に1回のペースで定期メンテナンスを行う形が理想です。(メンテナンスをお受けいただく場合、補償いたします。)
- 8. 補償
定期的にメンテナンスに通院されている患者さまで、10年以内にクラウン(上部構造)が破損した場合、使用年数を考慮して負担金額ができるだけ少なくなるようにいたします。
使用するインプラント
当医院では、日本メディカルマテリアル社製の【POI EX インプラント】というインプラントをメインに使用しております。
インプラント治療例・1
3Shape社製口腔内スキャナーを利用した治療例
当院では3Shape社製の口腔内スキャナーを導入し、インプラント治療で使用しております。
従来は歯形をとる際に粘土のような印象材を使用し、硬化するまで待つ必要や、息苦しさや嘔吐感が出たりすることがありました。
口腔内スキャナーは口腔内に小さなカメラを入れて歯や歯茎にレーザー光線をあてるだけで、精密で立体的なスキャンデータを取得することができるので、患者様の負担を小さくすることができます。また、データとして記録しておくことができるため、治療期間が空いてしまった場合でも歯形を取り直すことなく治療を継続することができます。
従来は歯形をとる際に粘土のような印象材を使用し、硬化するまで待つ必要や、息苦しさや嘔吐感が出たりすることがありました。
口腔内スキャナーは口腔内に小さなカメラを入れて歯や歯茎にレーザー光線をあてるだけで、精密で立体的なスキャンデータを取得することができるので、患者様の負担を小さくすることができます。また、データとして記録しておくことができるため、治療期間が空いてしまった場合でも歯形を取り直すことなく治療を継続することができます。
口腔内スキャン画像。歯や歯周組織の形態や色彩も忠実に再現することができます。
インプラント体を取りつけ後の口腔内スキャン画像。
レントゲンでインプラント体がしっかりと埋め込まれたことを確認します。
人工歯を取り付けた画像。
インプラント治療例・2
奥歯(右下7)をインプラントとジルコニアクラウンで修復したケース
奥歯(右下7)をインプラントとジルコニアクラウンで修復した治療過程をご紹介します。費用は税込40万円、治療期間は4ヶ月でした。
1. 1次オぺでは歯茎を切開してドリルで骨に穴を開け、インプラントを埋め込みます。
2. 2次オペでは骨とインプラントが定着していることを確認したのち、歯茎を再切開してインプラントの頭を出します。
3. ヒーリングキャップをつけて歯肉の治癒を2〜3週間待ちます。
4. インプラントにスキャンボディ(インプラントの上部に連結し、口腔内スキャナーによるデジタル印象採得を行うために用いるパーツ)を装着します。レントゲンでしっかり装着されていることを確認します。
5. スキャンボディ装着後の口腔内画像。当院では3shape社のトリオス4の口腔内スキャナーを導入しており精密で立体的なスキャンデータを取得することができます。
6. ジルコニアクラウンをインプラントにねじ止めした状態です。この後アクセスホールはコンポジットレジンで埋めて治療が完了します。
7. 装着した人工歯を横から見た画像です。インプラント後は定期的なメンテナンスを行います。最初は1ヶ月後、次が3ヶ月後、その後は6ヶ月に1回のペースでメンテナンスを行うのが理想です。長くインプラントを使う為にも定期的に受診してください。